はなこのブログ。

酒をよく飲みすぎてしまう人です。7歳の娘がいます。

娘が3歳になった。

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レディースエーンジェントルメぇぇぇん。
本日ははてなに舞い降りた天使と見せかけた小悪魔こと娘ちゃんのお誕生日パーチーにおいでくださりありがとうございます。
いやそんなつもりないよという方はコチラからお部屋の外に出ていただきどちらにしろくだらない記事をぐるぐる回って読んでっていただければと思います。(迷路)

本当のお誕生日パーチーはすでに家族で済ませておりますので本日は3歳を迎えた娘の母であるわたしの超つまらないスピーチオンリーでお送りしたいと思います。
スピーチといっても別に娘に捧げるわけでもなく、母として送った3年間の振り返りをしてにやにやするだけですので、そんなことより可愛い娘ちゃんの様子が見たいという方は4コママンガもご用意しておりますのでコチラのドアよりお外に出ていただき…(以下略

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さて、3歳というともう立派な子どもであります。赤ちゃんじゃなくなったわけです。
ついこないだまで赤ちゃんだったのにという言葉が出てくる反面、決してあっという間というわけではなかったとても濃ゆい3年でありました。

子どもを授かる前は本当にのらりくらりと、人と深く関わることを避けて生きてきたわたしにとって、夫と結婚して娘を出産し、家族ができたということが、間違いなく人生において分岐点的な意味でのナンバーワンの出来事であると思います。

わたしには昔から、自分に自信がないがゆえの「カッコ良く生きたい」願望というものが強くありました。
人との衝突や自分自身の挫折をなるべく避け、「わたしはこれでいいの、全然気にしてないから」とクールに生きることこそわたしが生き延びる術であると信じて疑うことがなかったのです。

そんな中突如目の前にあらわれた娘(自分が産んだんだけど)は、そんなわたしの生き方などお構いなしに、どんどんジャラジャラとわたしの心の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜてゆきました。

娘を目の前にしてわたしは、ただの格好悪い人間にしかなれなかった。
自分がいかに弱く、だらしがなく、狡く、情けない人間であるかを痛感し、こんなはずではなかったと頭を抱えることが多々ありました。

自分の弱い部分がどんどん暴かれていったわたしは、自分への自信のなさを増大させ、こんなに情けない人間の元に生まれてきた娘を不憫に思ったり、こんなはずじゃなかったと現実逃避したり、こんな風にわたしを育てた両親が悪いと責任転嫁したり、それはそれは情けない母親でありました。

それでもわたしは生きてゆかねばならなかった。
「死にたい」などと安易に口にして現実から目を背けることができなくなったから。

だったらあんたこれからどうやって生きていく?こんなに格好悪い自分でどうやって生きていく?
そこからは人生で初めての、自分との本当の意味での対話が始まりました。

わたしは一体何がしたいのか、娘とどう関わっていけばいいのか、待ったなしの育児生活の中でそんなことを頭の中で静かに考えました。

考えたけどそれはよくわからなかった、頭の中ではわからなかった、だけれどそれは確かにいつも目の前にあった。

娘が、笑ってる。泣いてる。怒ってる。

ああそうか、って思った。
当たり前のようにあったこんな光景だけれど、それを見ていたら、自分のプライドなんてもう全然大事じゃないと思った。
月とすっぽんレベルで全然大事じゃない。

今目の前にあること、それだけでもう充分だったのだ、それに比べてわたしの頭の中にあることなんて大して重要じゃないのだ、そんなことを思いました。

自分が格好悪くたって、「まあいっか、あはは」って笑ってればいいじゃない。
それより前を見て、今あるものをそっくりそのまま抱きしめればいいじゃない。

そんな単純なことに気づいたのは、いつも目の前のことに猛進していく娘を見ていたからでもあり、彼女がわたしを求めて呼ぶ「ママ」という声のせいでもあり、何度衝突してもそれでも愛してくれた夫のおかげでもあり、わたしの目の前にはもう充分すぎるほど色んなことがあったのです。
今までぼやけていてよくわからなかったものにふとピントが合い、色んなものが見えたみたいな、そんな感じ。

だったらわたし、なるべく笑っていよう。

そんなことを思いました。

だってわたしが笑ってるだけでこの小さい人は笑ってくれるんだもの。
それならば、お安い御用さ。

今までは自分が笑うことにすら心のどこかで罪悪感を感じていたけれど、そんな必要はどこにもないのでした。
それに気づけたのが嬉しい。
あなたと一緒に笑っていられるのが、本当に嬉しいのです。

自分のことばかり語りましたが、娘に対して思うのは本当にただ一言しかないのです。

生まれてくれてありがとう。

これ以外の言葉なんてもう何も思いつかないんだよ。

明日もまた、いつもやってるお目目シャキーンごっこなどをして笑わせてやるんだからね。
3歳のお誕生日おめでとう。よくぞここまで元気に育ってくれました。それがなによりです。

さて、当ブログも、娘に「そんなこと書くのやめて!」と拒絶されるまでは遅ペースながら続けていきたいと思ひますのでご興味のあるかたはぜひ今後ともお付き合いください。

ご静聴、どうもありがとうございました。(あれ誰もいない)

おしまい。

 

ツイッターもやってるよ。