はなこのブログ。

酒をよく飲みすぎてしまう人です。7歳の娘がいます。

3歳児の食卓事情についてご報告いたします。

さて、今年で3歳になり、大人顔負けの口達者ぶりも見せるようになってきたわが娘であるが、その食卓事情はわたしたち大人のそれとは一線を画している。
彼女には彼女なりの流儀があり、そして情熱がある。
「質よりも量」などと言ってぶくぶくと太っていくわたしなどとは違い、食へのこだわりがひしひしと感じられるのだ。
本日はそんなわが娘の食卓事情についてご報告したいと思うので、いつものように暇で暇でしょうがないという方だけぜひ読んでいただきたい。

3歳児の食卓事情についてご報告いたします。

3歳児の食卓事情その1/◯◯が大好き

毎日食事の用意をするわたしにとって、献立を考えることが面倒に感じることが多々ある。
そんなときは娘に何が食べたいか問うてみるのだが、彼女の “あるもの” に対する情熱が非常に強く、少し困ったことになっている。

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次の日も、

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また次の日も

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これじゃあ献立が決まらないのである。

3歳児の食卓事情その2/自分で選びたい

ふりかけごはんを愛してやまない娘にとって、ふりかけの味を選ぶという行為すら彼女にとっては一種のエンターテイメントであり、食事前の大事なイベントなのである。
まるで思春期の女の子がデートに着ていく服を選ぶように、彼女は頬をさくら色に染め(ているかどうかは知らないが)、とてもうきうきした様子で色とりどりのふりかけを手に取るのだ。

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3歳児の食卓事情その3/自分で開けたい

娘の食事の流儀として、「少々難しいことでも挑戦してみる」というのがある。
たとえばふりかけの袋を開けるときでも、「やってあげようか?」というわたしの申し出を断り、“自分でやる” ということをとても大切にしているのだ。

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床に新聞紙を敷くのが常である。

3歳児の食卓事情その4/“だけ” 食べる

これだけふりかけに情熱を燃やす娘であるから、その食べ方についても並々ならぬこだわりがあるのである。
食べやすくなるようにとわたしがふりかけごはんを混ぜようとすると、「混ぜなくていいの」と拒否してくるのだ。
ではお好きにどうぞと自由にさせると、

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まあこうなる。

3歳児の食卓事情その5/母への気遣いが素晴らしい

そんなこだわりの強さを見せる娘であるが、気分がのっているときはちゃんと完食もするし(主にデザート目当て)、食事を提供するわたしへの気遣いも素晴らしいのである。
わたしの作ったものを食べて、「ママのおりょーり、とーってもおいしい♡」などと言ってくれるのだ!
そう言われると本当に作って良かったと思える。こいつはかなりのスイートエンジェル。

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3歳児の食卓事情その6/だけどやっぱり

このように他者への優しさを遺憾なく発揮する娘であるが、同時にとても正直な心も持ち合わせているため、母としては非常に複雑な気持ちになることもある。

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ですよね。

補足

しらすといくらもアホみたいに食べます。

 

おしまい。

このお話しの序章はこちら。
買い物カゴに勝手に物を入れられる事案が発生 - はなこのブログ。

 

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娘が3歳になった。

レディースエーンジェントルメぇぇぇん。
本日ははてなに舞い降りた天使と見せかけた小悪魔こと娘ちゃんのお誕生日パーチーにおいでくださりありがとうございます。
いやそんなつもりないよという方はコチラからお部屋の外に出ていただきどちらにしろくだらない記事をぐるぐる回って読んでっていただければと思います。(迷路)

本当のお誕生日パーチーはすでに家族で済ませておりますので本日は3歳を迎えた娘の母であるわたしの超つまらないスピーチオンリーでお送りしたいと思います。
スピーチといっても別に娘に捧げるわけでもなく、母として送った3年間の振り返りをしてにやにやするだけですので、そんなことより可愛い娘ちゃんの様子が見たいという方は4コママンガもご用意しておりますのでコチラのドアよりお外に出ていただき…(以下略

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さて、3歳というともう立派な子どもであります。赤ちゃんじゃなくなったわけです。
ついこないだまで赤ちゃんだったのにという言葉が出てくる反面、決してあっという間というわけではなかったとても濃ゆい3年でありました。

子どもを授かる前は本当にのらりくらりと、人と深く関わることを避けて生きてきたわたしにとって、夫と結婚して娘を出産し、家族ができたということが、間違いなく人生において分岐点的な意味でのナンバーワンの出来事であると思います。

わたしには昔から、自分に自信がないがゆえの「カッコ良く生きたい」願望というものが強くありました。
人との衝突や自分自身の挫折をなるべく避け、「わたしはこれでいいの、全然気にしてないから」とクールに生きることこそわたしが生き延びる術であると信じて疑うことがなかったのです。

そんな中突如目の前にあらわれた娘(自分が産んだんだけど)は、そんなわたしの生き方などお構いなしに、どんどんジャラジャラとわたしの心の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜてゆきました。

娘を目の前にしてわたしは、ただの格好悪い人間にしかなれなかった。
自分がいかに弱く、だらしがなく、狡く、情けない人間であるかを痛感し、こんなはずではなかったと頭を抱えることが多々ありました。

自分の弱い部分がどんどん暴かれていったわたしは、自分への自信のなさを増大させ、こんなに情けない人間の元に生まれてきた娘を不憫に思ったり、こんなはずじゃなかったと現実逃避したり、こんな風にわたしを育てた両親が悪いと責任転嫁したり、それはそれは情けない母親でありました。

それでもわたしは生きてゆかねばならなかった。
「死にたい」などと安易に口にして現実から目を背けることができなくなったから。

だったらあんたこれからどうやって生きていく?こんなに格好悪い自分でどうやって生きていく?
そこからは人生で初めての、自分との本当の意味での対話が始まりました。

わたしは一体何がしたいのか、娘とどう関わっていけばいいのか、待ったなしの育児生活の中でそんなことを頭の中で静かに考えました。

考えたけどそれはよくわからなかった、頭の中ではわからなかった、だけれどそれは確かにいつも目の前にあった。

娘が、笑ってる。泣いてる。怒ってる。

ああそうか、って思った。
当たり前のようにあったこんな光景だけれど、それを見ていたら、自分のプライドなんてもう全然大事じゃないと思った。
月とすっぽんレベルで全然大事じゃない。

今目の前にあること、それだけでもう充分だったのだ、それに比べてわたしの頭の中にあることなんて大して重要じゃないのだ、そんなことを思いました。

自分が格好悪くたって、「まあいっか、あはは」って笑ってればいいじゃない。
それより前を見て、今あるものをそっくりそのまま抱きしめればいいじゃない。

そんな単純なことに気づいたのは、いつも目の前のことに猛進していく娘を見ていたからでもあり、彼女がわたしを求めて呼ぶ「ママ」という声のせいでもあり、何度衝突してもそれでも愛してくれた夫のおかげでもあり、わたしの目の前にはもう充分すぎるほど色んなことがあったのです。
今までぼやけていてよくわからなかったものにふとピントが合い、色んなものが見えたみたいな、そんな感じ。

だったらわたし、なるべく笑っていよう。

そんなことを思いました。

だってわたしが笑ってるだけでこの小さい人は笑ってくれるんだもの。
それならば、お安い御用さ。

今までは自分が笑うことにすら心のどこかで罪悪感を感じていたけれど、そんな必要はどこにもないのでした。
それに気づけたのが嬉しい。
あなたと一緒に笑っていられるのが、本当に嬉しいのです。

自分のことばかり語りましたが、娘に対して思うのは本当にただ一言しかないのです。

生まれてくれてありがとう。

これ以外の言葉なんてもう何も思いつかないんだよ。

明日もまた、いつもやってるお目目シャキーンごっこなどをして笑わせてやるんだからね。
3歳のお誕生日おめでとう。よくぞここまで元気に育ってくれました。それがなによりです。

さて、当ブログも、娘に「そんなこと書くのやめて!」と拒絶されるまでは遅ペースながら続けていきたいと思ひますのでご興味のあるかたはぜひ今後ともお付き合いください。

ご静聴、どうもありがとうございました。(あれ誰もいない)

おしまい。

 

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買い物カゴに勝手に物を入れられる事案が発生

先週日曜、スーパーで買い物をしていた主婦Hさんの買い物カゴに、勝手に物が入れられるという事案が発生した。

事案発生当日、Hさんは2歳の娘と買い物をしており、買い物カゴから少し目を離した隙に何者かによって商品を勝手に入れられたという。

主婦のHさん(28歳、猫背)

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もー、びっくりしましたね。えっ!?って。
なんていうか…青天の霹靂?
気づいた時にはもう遅かったです。

ーーー自分で入れた記憶はない?

ないですね。だってこんなもの必要ないですから。
今ちょっと経済的に厳しい状況なんで…、だから買い物で要らないものを買うなんてことは絶対にないんですよ。
だからちょっと怖かったですよね。
レジの方がそれを手に取って「230円です」って言った瞬間は背筋が凍りました。

ーーー購入した?

買いましたね。だってカゴに入ってるの気づかないでレジまで行っちゃったんですから。
そこで「これやめます」って言えばよかったんでしょうけどね、本当にびっくりしたときって、人間、声なんて出せないもんですよ。

要らないものにも関わらず、その商品を購入してしまったというHさん。
一体Hさんの買い物カゴに入れられたものはなんだったのか、我々取材班は現場の防犯カメラ映像を独自入手した。

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この画面の中央に映っている人物がHさんだ。
彼女が手に持っているカゴには購入予定の菓子製品などが大量に盛られている。
Hさんによると、最近はポテトチップスのうすしお味とキットカットを同時に食べながら映画やドラマのDVDを観ることにハマっていて、それをやると軽く1000キロカロリー越えするときもあるが、なかなかやめられないのだという。

問題の商品はその菓子製品の中に紛れ込んでいた。
画面中央、赤く囲った部分にあるのがそれだ。

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この映像では少し見にくいが、我々の調べによるとこれは「それいけアンパンマンふりかけミニパック」という子ども向けに作られた商品であることがわかった。

 

大人であるHさんが自分で入れたものとは考えにくく、彼女自身も「私だったらもっとお得感のある商品を選ぶ。強い憤りを感じる。」と話している。

ではこの商品はいつ、誰の手によって入れられたのか。
我々は画面右下に映る謎の人影に着目した。

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他の客達がゆっくりと買い物を楽しむ中、この人影は1人だけ不自然に走り回っている。

我々はこの人物が本事案に絡んでいるものと見て、捜査を始めた。
そしてついに、この防犯カメラ映像がとらえた徹底的瞬間にたどり着いた。

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そう。我々が目をつけたこの人物が、Hさんの買い物カゴに何かを入れる瞬間がしっかりと映っていたのである。
専門家の協力を得てこの映像を解析し、人物を特定しようと試みた。

が、しかし、この映像だけでは画質が悪く、残念ながら人物を特定するまでには至らなかった。
一体誰が、何の目的でこのような行動に及んだのか、真実は闇の中に埋もれてしまった。

だが、今回の事案によってアンパンマンが大好きだというHさんの娘はとても喜んでいるらしく、Hさん自身も、「人生には思いもよらない出来事が度々起こるが、それを楽しむことにこそ価値がある。これはこれで良かった。」と話してくれた。

本事案はHさんのポジティブシンキングによって丸く収まったが、我々も今後スーパーに買い物に行く際には充分に注意したいものである。

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おしまい。

 

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【0歳児】高速ティッシュ抜き選手権

さあ!本日もやってまいりました高速ティッシュ抜き選手権!!
それではさっそく、選手入場です!

娘「あうあう。(ハイハイで入場)」

競技のルールをおさらいしておきましょう!
この競技は母親がうっかりティッシュを床に置き忘れた瞬間に開始となります。
母親が気づくまでの間にティッシュに近づき、いかに多くの枚数を抜き取れるかを競います。
これまで娘選手が抜き取った最高枚数は5枚です。母親の目が光っていますからね〜なかなか難しいでしょう。

おーっと!母親がティッシュを床に置き忘れましたよ!それでは競技、スタートです!

娘「…。(ずりずり)」

娘選手、早くも音を立てずにティッシュへと近づいています!その距離わずか30cm!記録更新を目指して気合十分です!

母「よいしょ。」

おーーーっと!?ここで母親が立ち上がり部屋の外に向かいました!どうやらオムツを捨てに行くようです!
これは千載一遇のチャーーーーンス!

娘「あう。」

娘選手、この好機を見逃すことなくしっかりとティッシュを手に取りました!抜け目ない!抜け目ない!

娘「だー。(シュッ)」

抜き取ったーーーー!!娘選手、1枚目を抜き取ることに成功ーーー!!!
しかし勝負はまだまだここから!この後いかに高速で続けて抜き取れるかが記録更新のカギです!

娘「だー。(シュシュシュシュシュシュシュッ)」

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でたーーーーーー!!!!いきなりの連続技!!
123456…7枚です!!一気に7枚を抜き取るという大技!
なんとこの時点で合計8枚!記録更新は確実となりました!!

娘「だー。(シュシュシュッ)」

娘選手、追加で3枚抜き取ったーー!まだまだいけるぞというアピールです!

母「ちょ?!?!娘ちゃん?!?!」

おおっとーーー!!!ここで母親に見つかってしまったーーーー!!
娘選手、絶体絶命のピンチ!

娘「だー。(シュシュッ)」

ななななななんとーーー!?追加でさらに2枚を抜き取りました!!
最後の最後まで諦めないというプロ根性!!さすがだー!!!

母「やめなさーい!!」
娘「ぶー。」

母親にティッシュを取り上げられてしまったーー!競技終了です!

☆☆

それでは、結果発表です!
娘選手の抜き取ったティッシュの枚数は…なんと13枚!13枚です!記録更新だーーーー!!!
ユー・アー・チャンピオーーーーン!!

娘「あうあう。」
母「とほほ。」

すばらしい勝負を見せてくれた娘選手には、チャンピオンの称号が贈られます。
おめでとう!!すばらしい勝負をありがとう!!

※抜き取ったティッシュは花粉症の母親が鼻をかむのに使いました。

おしまい。

 

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正義のヒーローすぎる2歳児にありがちなこと

「娘ちゃん、あしたもモリモリがんばってかわいいおひめさまになるの!」

何をモリモリ頑張るのかよく分からないが、今年の春で3歳になる娘はわたしとは違って女子力高い意識高いわでとにかくもう将来超有望なのである。
本人も立派なお姫様になるために嫌いな野菜もモリモリ食べようと頑張っている。たまに投げる。

そんな娘であるが、その行動を見ていると、なんだかお姫様というよりは「正義のヒーロー」なのではないかと度々思う。
わたしが何か困っていると途端にスイッチが入り、「ママ、わたしがたすけにいくわ!」などと言って駆けつけてくれるのだ。

本日はそんなうちの娘のヒーローっぷりを皆さんにご紹介していきたいと思うので、ヒマでヒマでしょうがないという人だけぜひお付き合いいただきたい。

正義のヒーローすぎる2歳児にありがちなこと

わたしがいくわ!

その日わたしはめずらしく掃除などしていたのだが、どうにも掃除機の調子が悪い。
ヴィーンと動いたと思ったらすぐにヒュンと切れる。ヴィーン、ヒュン。ヴィーン、ヒュン。
短気なわたしはイライラしてしまって「あーもう!」と声に出した。

すると突如、背後から「ママ、わたしがいくわ!」といういさましい声が聞こえた。
振り返ってみると、ソファに座っていた娘が「とうっ!」みたいな感じで軽くジャンプしながらソファを降りて、その過程で腕に抱いていたくましゃん(くまのぬいぐるみで娘の相棒)をうっかり落として「あ!たいへん!くましゃんが!」と何やらわちゃわちゃやっているのが見えた。

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彼女がわちゃわちゃとやっている間に、どうやら掃除機のヘッドの詰まりが原因ということがわかったので、わたしは自分で掃除機を直した。
事故に合ったくましゃんは娘の手厚い看護のおかげで一命を取り留めたようだった。

わたしがあっためるわ!

家に帰ったらまず手洗い。大人も子どもも守りたい習慣である。
わたしと娘も毎日保育園から帰宅すると洗面所に行って手を洗うのがいつものルールであるが、冬場はどうにも水が冷たいのだ。
お湯を出すようにはしているのだが、温かくなるのにもなかなか時間がかかり、先に洗うわたしは冷たいままの水で洗うこともしばしばである。

そんなときわたしは弱い人間なので、「うぅ〜冷たいよぉ〜」とすぐに泣き言を言ってしまう。
するとここでもヒーローの登場なのである。

「ママ、わたしがあっためるわ!」
娘はそういってハムスターのように頬を膨らませながら、「フーフー」と水に息を吹きかけている。

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フーフーしたら逆に冷めてしまうのでは?などと言える空気ではない。
実際に彼女がフーフーしていると水が温かくなってくるので不思議だ。
ガスのおかげ、ということは一旦置いておいて、人間何事もやればできるものなのである。

最後にはお決まりの「ママ〜、あったかくなったでしょ?娘ちゃんのおかげ〜♡」と親切にもわざわざ恩を着せてくる展開である。
わたしは素直に「ありがトゥーーー!」と彼女に感謝の意を表明する。
じゃないと怒ってくるんだからね。

わたしがやっつけるわ!

わたしがピンチに陥ったときにいつも助けに来てくれる娘であるが、やはりヒーローの醍醐味といえば「悪役をやっつける」ことではないだろうか。
娘としてもやはり平和過ぎる毎日に少し退屈をしているようで、波乱を起こそう起こそうとしているのが節々に感じられる。

先日も二人でコンビニに行こうということで、「娘ちゃん靴履いてー。」と申し出たところ、「あーんぱ〜んち!」といきなりの戦闘モードである。

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わたしは人生には多少のスパイスが必要だということもよく知っているので(大人だから)、甘んじて悪役を受け入れてやる。

娘「あーんぱ〜んち!」

私「やられた〜!ほら、靴履いて。」

娘「めろめろぱ〜んち!」

私「メロメロ〜!ほらほら靴履いて。」

娘「だぶるぱ〜んち!」

私「バイバイキーン!ほら、靴!」

娘「あかちゃんまんでちゅ〜!」

いいから靴履けよ。

このあとこのやりとりが繰り返し繰り返し続いたことは言うまでもない。

まとめ

正義の味方はあてにならない。

おしまい。

はなこのブログ。はいよいよ2年目に突入いたしました!
これからも全然更新されない幽霊ブログとしてやっていく所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします!

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鳴かぬなら それはイヤイヤ期だよ ホトトギス

わが家のホトトギスはただいま絶賛イヤイヤ期中である。

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そのためこちらの提案になかなか鳴いてくれないということが多々あり、母は大変困っている。むしろ母がないている。

先日も夜寝る前に「歯磨きをしよう」と言ってもなかなか口を開けなかったので、わたしは武将母となりホトトギスを鳴かせようと奮闘していた。
本日はそのときの模様をお伝えする。

 

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鳴かぬなら おだててみよう ホトトギス
北風より太陽作戦。母が汗をかいた。

 

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鳴かぬなら くましゃん出てくる ホトトギス
当ブログ準レギュラーのくましゃん。

 

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鳴かぬなら じゃあもう知らん ホトトギス
諦めが肝心です。

これにて終了か…と思いきや、

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どうしたの 様子気になる ホトトギス


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心配ない 母慰める ホトトギス
ありがとう なぜか礼言う ハハトギス

 

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気まぐれ屋 突然やる気 ホトトギス

 

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ホトトギス
ああホトトギス
ホトトギス

まとめ

ゲシュタルト崩壊してきた ホトトギス

こちらからは以上です。
おしまい。

 

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2歳児による2歳児のためのライフハック【娘ちゃんハック】

ライフハック
【意味】効率良く仕事をこなし、高い生産性を上げ、人生のクオリティを高めるための工夫。
ライフハックとは - はてなキーワード

ライフハック…。
読んだ分だけきっちり時間を無駄にできるこんなブログを運営しているわたしには全く縁のない言葉である。

しかしながらわが娘(2歳)の場合は、そんなわたしとは少し様子が違うようだ。
彼女はまだ幼いにもかかわらず、その意識の高さゆえ、わたしやおともだちに彼女なりのライフハック、通称「娘ちゃんハック」を教えるのが大好きなのである。
彼女はいつもわたしに、ためになるようなならないようなことをたくさん教えてくれるので、本日はその知識をみなさんにもおすそ分けしたいと思う。

効率良く仕事をこなし高い生産性を上げ、人生のクオリティを高めたいという人にはぜひともおすすめできない。

2歳児による2歳児のためのライフハック【娘ちゃんハック】

娘ちゃんハックその1/えびのしっぽはかたい

わたしは近頃『海老』にハマっている。美味しいよね。
その影響を受けてか娘も海老が大好きであり、エビフライや海老の天ぷらなど、それはもうバクバクと食べるのだ。

二人でそば屋に入った時のことである。
ここのそば屋の天ぷらそばにはなんと海老が二本ついているのだ!!!
そのためその日も天ぷらそばを注文し、二人で分けあいっこをした。
そばを分け、海老を一本ずつに分け…

わたしは好きなものを最後に食べるタイプであるが、娘は好きなものからガツガツと食べてゆくため、わたしは「ふふふ、子どもめ…海老ばかり先に食べてしまっていいのかな?」などと大人の余裕を見せながらそばをすすっていた。
案の定、娘の海老はすぐになくなり、そこには尻尾だけが残った。

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娘「ママ。」

私「なに?」

娘「えびのしっぽはかたいからたべないほうがいいんだよ。」

“えびのしっぽはかたいからたべないほうがいい”
娘ちゃんハックのお出ましである。

私「そうだね。海老の尻尾はかたいよね。」
ふふ、そんなことは知っている。大人の余裕である。

娘「ママ、えびのしっぽはかたいんだよ?」

私「そうだね。」

娘「ママ、えびのしっぽかたいよ?」

私「うん。」

娘「ママ、えびのしっぽかたい。」

私「はい。」

娘「ママ、えびのしっp…」

私「娘ちゃんママの海老半分食べる?」

娘「うん。」

わたしの海老が半分消えた。

わたしはまんまと彼女の罠にハマってしまったようだ。
彼女は「えびのしっぽはかたい〜」というグルメハックをわたしに伝授していたのではなく、「“えびのしっぽはかたい”と言い続けると海老がもらえる」という人たらしハックを実践していたのだ!!
わたしは素直にこの勝負の負けを認め、「子どもと食事するときは好きなモノを先に食べちゃったほうが良い」という子育てハックを胸に刻んだのであった。

娘ちゃんハックその2/あんぱんまんぐみのあじ

娘によるハック伝授は場所を選ばない。
たとえば保育園の帰り道では毎度、以下のような会話が交わされる。

娘「ママ。」

私「なに?」

娘「あんぱんまんぐみはね、りんごとぶどうのあじがあるよ。」

“アンパンマングミにはりんごとぶどうの味がある”
またまた娘ちゃんハックのお出ましである。
二つの味、どちらを選ぶかきちんと考えてから購入することで満足度が向上するということだろう。

 

不二家 アンパンマングミ(ぶどう) 6粒×20袋

不二家 アンパンマングミ(ぶどう) 6粒×20袋

 

 

私「そうだね。アンパンマングミはりんごとぶどうがあるね。」

娘「りんごとぶどう、どっちかにするんだよ。」

私「うん。でも今日は買わないからね。」

娘「…。」

私「だって昨日買ってあげたじゃん。毎日食べたら虫歯になっちゃうんだよ。」

娘「やっっだっっっっっっ!!!」

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ああ始まった。毎度のことでもううんざりである。
娘のだだっ子はわたしをイライラとさせるが、ここで感情的になっても意味は無い。
わたしには28年間積み重ねてきた知識と経験があるのだ。大人をなめるなよ。

私「あ、そうだ!日曜日にじいじとばあばのおうちに行って、そのとき買ってもらうっていうのはどう?」
娘はじいじとばあばが大好きなのだ。

娘「えっ?じいじとばあば?」

私「うん。じいじとばあばのおうちに行けば、アンパンマングミ買ってもらえるよ!」

娘「やった〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

やはり子どもである。
アンパンマングミを買うのを今日から日曜に先延ばしされただけということに気づいていないようだ。ふっふ。
これぞ、問題の焦点をうやむやにする姑息な大人のだましハックなのである。わたしの勝ちぃ☆

娘ちゃんハックその3/ねるときはめをつむる

娘は日中、保育園で目一杯遊んでいるにもかかわらず、夜になってもなかなか寝ないという習性がある。
ベッドに入り電気を消しても、モゾモゾモゾモゾと落ち着かないのである。

そこでわたしは娘の頭を撫でながら、「寝るときは目を瞑るんだよ。」と彼女に快眠ハックを伝授する。
彼女はわたしの言葉を「うんうん。」とじっくり噛みしめたあと、少ししてこう言うのだ。

「ママ、ねるときはめをつむるんだからね?」

あたかも自分の知識のように言ってるけれど、それわたしがさっき言ったやつだからね。それも数秒前にね。
彼女お得意のパクリハックである。

そのあともよほど気に入ったのか、「ママ、ねるときはめをつむるんだよ。」と何度も何度もわたしに伝授する娘である。

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早く寝ろよ。

わたしの意識が消えゆく中、娘がなにやら喋りながらわたしの鼻の穴をぶすぶすと指でさしている感覚だけがやけに鮮明に感じられた…(でなんの話だっけ?)

まとめ

“読んだ分だけきっちり時間を無駄にできるこんなブログ” を運営するわたしはもっと時間を無駄にしている。

おしまい。

 

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【2歳娘】最近わが家で起きている不思議な逆転現象の話。

不思議だ。実に不思議なのである。

2歳児というものはしばしばわれわれ大人にとって理解しがたい行動をとるものであるが、最近わが家で巻き起こっている “逆転現象” についても本当に摩訶不思議であり、わたしは毎度毎度首を捻るばかりで、もしかしたらそろそろ1回転するかもしれないな、という具合なのである。

このまま首が1回転してしまうと様々な不都合が出てしまうので、本日はわたしの中にたまったモヤモヤを吐き出すべく、事の次第をブログにしたためることにした。
読んでも何の役にも立たないので、積極的に時間をムダにしたい!という方だけぜひお付き合いいただきたい。

【2歳娘】最近わが家で起きている不思議な逆転現象の話。

ややこしい話になるのでまずは登場人物を整理しておこう。

◇娘ちゃん(2歳)…二足歩行の未確認生物。この物語の主人公

◇夫(35歳)…ベトクサ星人*1

◇わたし(28歳)…ふつうの人間

この3名で構成されるわが家で起きた不思議な逆転現象の話である。

逆転現象その1/注意するのは誰だ

わたしの夫はベトクサ星からやってきたベトクサ星人であるため、わたしたち地球人とは習慣がかなり違っており、そのひとつとして、 “つけた電気は絶対に消さない” というものがある。

その日も例のごとく部屋の電気をつけたまま出かけようとする夫にわたしは注意をしようとしていた。
その瞬間、不思議な逆転現象が起こったのだ。

『おとしゃん、でんきつけっぱなしでしょ!』

声の方を振り返るとそこには、わたしの半分程度の背たけの小さな生き物が「プン!」みたいな顔をして立っているではないか。

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彼女は「プン!」の顔のまま、くまの絵が描いてあるイスを持ってきてその上に立ち、つけっぱなしになった電気をパチンと消したのである。

『おとしゃん、でんきつけっぱなしでしょ!』

彼女がもう一度そう言うと、ベトクサは素直に「ごめんなさい」と謝った。
2歳児に注意される35歳児、見事な逆転現象である。

「もうわたしの注意は必要ないな…」
そう思ったわたしはすごすごと退散し、ポテチの袋を開けて食うしかなかった。

逆転現象その2/自分でやるのは誰だ

2歳の娘はなんでも自分でやりたいお年頃*2である。
しかしながらやはりまだ子どもなので、ママがやって〜と甘えてくることも多い。

あるときわたしが「お着替えしようねー」と言って娘の着替えを促したところ、「ママがやって〜」と例のごとく甘えてきた。

しかしそのときわたしは「自分でやりなさい」と彼女に服を渡したまま取り合わなかった。
するとここでも不思議な逆転現象が起こったのだ。

『ママがじぶんでやりなしゃい!』

この言葉とともに服が返ってきた。

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えっなになに。

「娘ちゃんが自分でやるんでしょ?」

この小人さんの言ってる意味が全く分からなかったが、混乱の末なんとか言葉を絞り出し、服を再び彼女に渡した。

『ママがじぶんでやるんでしょ!』

また服が返ってきた。

「え、え、娘ちゃんのお着替えだから娘ちゃんが自分でやるんだよ。そうでしょ?」

『ママがおきがえじぶんでやるんでしょ!やりなしゃい!』

おかしい。何度渡しても服が返ってくる。
常識的にはわたしの方が正しいはずなのに、四隅を取られてしまったオセロのようにわたしはどんどん追いつめられていく。
巧みな逆転現象である。

そのやりとりを繰り返すうちにわたしは、「あーそうか、娘ちゃんの着替えをわたしが自分でやるのか、それは自分でやらないとナ!」と納得するに至り、娘の着替えを手伝うことになった。

しかしながら着替え終わったあとに、「できた!」とあたかも自分の手柄のようにドヤ顔する娘を見て、「騙された!」と気づいたわたしはチョコレートの箱を開けて食うしかなかった。

逆転現象その3/寝かしつけるのは誰だ

娘の寝かしつけは毎晩わたしが添い寝をして行っている。

その日も午後9時をむかえ、そろそろ娘を寝かしつけないとな、と思ったわたしは「娘ちゃんー、ママ眠いよ眠いよー」と言って彼女をベッドに誘った。

すると彼女は、しょうがないなーやれやれ┐(´-`)┌というような顔でこう言い放った。

『ママ、だっこしてあげよう』

えー!
えー!
それはありがたい!

じゃねーだろ。

なにこの包容力。ほんとに2歳なの?
華麗なる逆転現象である。

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「じゃあ遠慮なく」と言って娘の上にちょんと座ると、背中をトントンしてくれた。
なにこのオプション!癒し!

こんな頼り甲斐のある娘の腕の中に抱かれたわたしは童心にかえり、「そうだ、娘が寝たあとでプリン食べよう」とよだれをたらしたのだった。

まとめ

この奇妙な逆転現象に遭遇し続けたわたしはおかしを食べ過ぎて2kg太った。
逆転現象こわい。

おしまい。

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わが娘2歳の女子力が高すぎる件について。

夫に「好きだよ」なんて言われても、「ありがとう♡わたしも!」とは言えず、「うるせー!ベトクサ星に帰れ!」*1などと言ってしまうわたしは女子力なんてものとは無縁の存在である。

しかしながら、わたしの血をひいているはずの娘(2歳)にいたっては大変女子力が高く、その行動にはたびたび驚かされている。
動物占いが大好きな祖父の遺伝だろうか。

本日はそんな女子力が高すぎるわが娘の行動についてご紹介したいと思うので、女性として輝かしい人生を歩みたいという方はぜひ参考にしない方がいいと思う。

わが娘2歳の女子力が高すぎる件について

女子力ポイント1/褒めから始まるコミュニケーション

女子同士が仲良くなるために欠かせないものといえば、「褒めること」ではないだろうか。
会話の糸口を見つけるには相手の持ち物などを褒めるのがどうやら手っ取り早いらしい。

わが娘は若干2歳にしてそんな女子のたしなみをしっかりと習得している。
毎朝会話のはじめに、わたしの着ている洋服を指して、「ママ、かわいいじゃ~ん☆」と言うのだ。
これぞ女子力。褒めから始まるコミュニケーションである。ちょー小悪魔☆

 

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しかしながらそのあとすぐに「娘ちゃんの、およーふくもかわいいでしょ?」と言って自己アピールしてくるので、「なんだよさっきの褒めはただの踏み台かよ…」と思いながら女子力のない母は卑屈になるのである。

女子力ポイント2/美の追求を怠らない

わたしは毎朝娘がパンなどを齧っている間に仕事に行く準備をするのだが、わたしが化粧をする段になると彼女は必ず割って入ってくる。

まずわたしのヘアクリップを奪い取り、自分に装着。
そしてこれまたわたしの鏡を奪いとって、鏡に映った自分にうっとりしながら顔のパッティングなどを始める。
自分を美しく保つことに余念がないのだ。この赤ちゃん肌め!

 

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大きな鏡を取られてしまったわたしは必然的にファンデーションのケースについてる小さいミラーを利用するほかなく、石原さとみメイクを施しているにも関わらず全然石原さとみに近づけないのはおそらくそのせいだろうと思っている。

女子力ポイント3/部屋着がドレス

女子力がないわたしなどは、「これいつから着てるんだっけ?」というほど薄汚く色落ちしたねずみ色のトレーナーなどを部屋着として愛用しているのだが、娘に言わせればそんなのはナンセンスである。

なんといっても彼女の部屋着は『ドレス』だ。
ハロウィンの際にじじばばに貰ったシンデレラのドレスを部屋着として愛用している。

 

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朝、汚れてもいいようなトレーナーとパンツに着替えさせても、気づくといつの間にかドレスを着ている。
着替えるときはわざわざ寝室に移動し、わたしが覗こうとすると、「だめ!」と言ってとても怒る。

「お母さんは女の子なんだから覗いてもいいじゃん~」と食い下がると、「おかーさん、おんなのこじゃないでしょ!」と今までの人生を全否定されてしまうので母はとても悲しい。

おわりに

これほど女子力が高い娘と公園などで遊んでいると、通りすがりのご老人などがわらわらと集まってきて口々に「可愛いねえ」「天使だねえ」などと言ってくるのでわたしは「そうだろう?そうだろう?」と鼻の穴が広がる思いなのだが、次に続く言葉が決まって

「男の子ですか?」

なのはなぜだろうか。

 

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髪の毛ってとても大事だよね。

きっと来年頃までにはしっかりと髪の毛が伸びてそれはそれは素敵なレディになるのだろうと期待しながら、「どらいやーして♡」と健気に頼む娘を生温かい目で見守る母なのであった。

おしまい。

 

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カーチャン・ミッション・インポッシブル【KMI】

はなこは思った。

「わたしはもしかして、イーサン・ハントなのではないか?」

イーサン・ハントとはもちろん、アメリカの大人気映画『ミッション・インポッシブル』*1の主人公のことである。

何を馬鹿げたことをと人は言うが、わたしにとってはそれがあまりにも自然な結論なのだ。

様々な苦難を乗り越え、不可能を可能に変えてきたイーサン・ハントの姿は、そっくりそのままわたしの姿と重なってしまう。
そう、お腹の贅肉以外はね。

わたしが娘を出産したのがおよそ2年半前。
それからというもの、わたしに降りかかる全てはまさにミッション・インポッシブルだった。

本日はそんなわたしの2年半を振り返りながら、わたしがいかにイーサン・ハントであるかを皆さんに証明していきたいと思うので、暇で暇でしょうがないという人だけぜひ読んでみてほしい。

 

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ミッションはいつも突然やってくる。
当局からの指令が入った謎のテープを手にした瞬間、わたしの意思にかかわらず、その指令を必ずこなさなければならないことになっている。

また、指令の最後には必ず以下のようなメッセージが添えられる。
「母親に肉体的及び精神的な負担がいくらかかろうとも、夫は一切関知しない。」
これが通称KMIと呼ばれる『カーチャン・ミッション・インポッシブル』なのである。

カーチャン・ミッション・インポッシブル

指令1

縦抱きスクワットでしか寝れない0歳赤子を2時間ほどかけて寝かしつけたあと忍び足で部屋を移り冷蔵庫の中のノンアルビールのプルタブをプシュと開けた瞬間「ほぎゃあ」と聞こえたのを幻聴だと誤魔化さずまた2時間ほどかけて寝かしつけろ。

イーサン「膝がもう限界」

当局「健闘を祈る」


指令2

買い物する機会あんまないからまとめ買いしておこうという考えが完全に裏目に出て荷物が両手いっぱいになってしまいなおかつ「抱っこ」とせがむ娘に「今は無理だ」と懇願するも叫びながら道端で寝転がってしまい白目を剥いて立ち尽くしたい気持ちをこらえて両手いっぱいの荷物と娘を担いで家まで帰れ。

イーサン「何回数えても手が2本しかないんだ」

当局「健闘を祈る」


指令3

ドロドロに疲れているときに「ママなんだからしっかりしなきゃ☆」と謎のエールを送ってくる輩に舌打ちなどせずどうだこれが母性じゃと誇れるくらいの微笑みでその場をやり過ごせ。

イーサン「この人何言ってんd…」

当局「たぶん親切のつもり」


指令4

「ほうれん草食べないとイチゴも食べれないよ」と好物で釣るもなかなか応じない娘の好き嫌いをなくせ。

娘「イチゴちょーらい♡」

イーサン「可愛い(●´ω`)つイチゴ」

当局「可愛い(●´ω`)つイチゴ」


指令5

妻が妊娠したとたん「独立王に俺はなる!」とか言い出していきなり無職になった夫の再就職先を探せ。

イーサン「なぜわたしが」

当局「健闘を祈る」

まとめ

この世界にはきっとわたし以外にもたくさんのイーサン・ハントがいて、今この瞬間にもインポッシブルなミッションを遂行しているのだろうと思う。
そんな「腕の筋肉ばかり発達してお腹の贅肉が全然とれねえじゃねえかこのやろうアームレスラーに転向してやろうか」と言いたくなるぐらい頑張っている全国のカーサン・ハントたちにエールを送りたい。

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なおこの記事はわたしの娘が「チー(チーズスイートホーム)観たい」とか言いながらMacBookを強奪して変なボタンを押したり、「これ娘ちゃんの!」とか言いがかりをつけてiPhoneを強奪して変なボタンを押したりした5秒後に自動的に消滅する。

おしまい。

 

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