かつて、多いときで1日に60本以上煙草を吸っていたヘビースモーカーのわたしに転機が訪れました。
妊娠です。ベビーさんカミング!
妊娠中の喫煙については胎児にとって良くない*1という認識がありましたので、わたしはこのとき、やがて生まれるわが子のために“禁煙”を決意することとなります。
しかしながらその頃のわたしにとって煙草はもう“なくてはならない存在”になっていたし、実はそれまでにも何度か禁煙に挑戦しては失敗を繰り返してきたということもあり、「やめるなんて絶対ムリ!」と初めは思いました。
妊娠が発覚した当時は、「吸いたい!」という気持ちと、「喫煙のせいで赤ちゃんにもしものことがあったら…」という恐怖とのあいだでひとり悶々としていました。
けどちゃんとやめられました。
今では禁煙してからおよそ3年経ちますが、煙草が吸いたくてつらくなることはありません。
煙草が必要ない人生は本当に素晴らしいです。
普段から何をやっても続かない意志の弱いわたしがやめられたのだから、「やめたい」という意志さえあればきっとどんな人でもやめられます。
わたしがどのようにして禁煙成功に至ったのかをここに書いていきますので、これから禁煙するという人のお役に立てればと思います。
目次
・当時の状況
・禁煙「失敗」体験
・禁煙「成功」体験
・禁煙に成功して思うこと
当時の状況
わたし25歳。
喫煙歴は数年程度(詳しくは言及を避けます)。
1日に約20本から60本の煙草を吸う。(酒が入ると本数が増える)
飽きっぽく意志が弱い。(ダイエットなど我慢の伴うものは成功したためしがない)
禁煙「失敗」体験
妊娠が発覚する前の、“この方法試したけど禁煙できなかった”という方法をまず紹介します。
電子タバコ
吸うとミスト(フレーバー付きの水蒸気)が出てなんとなく吸った気になれるというものです。
吸った感じは確かにいい感じなんですが、この商品、「重い」んですよ。
機械なので煙草に比べるとだいぶ重量があり、指が少しプルプルする。
カートリッジを取り替えたり充電したりするのも面倒で全く続きませんでした。
離煙パイプ
フィルターを煙草につけて、ニコチンをカットするというものです。
ニコチンカット減少率3%~95%までのフィルターが31本あり、毎日付け替えて使用すると丁度1か月でストレスなく95%ニコチンカットに成功できるという仕組み。
私の母は1日20本程度吸う中級スモーカーでしたが、この方法で見事禁煙に成功しました。
母に借りて私も試してみましたが残念ながら禁煙することはできませんでした。
ニコチン・タール量の少ない銘柄にシフトできたので、ニコチンカットという意味では微成功だったのかもしれないですが。
ニコレット
禁煙中、煙草吸いたいな~と思ったときに噛むと、吸いたいイライラを抑えてくれるガムです。
微量のニコチンが入っています。
私は体に合わなかったのか、噛んでいるとヤニくらみがしてとても気持ち悪くなり、とても噛んでいられなかったのですぐやめました。
中にはこのガムの中毒になってしまう人もいるらしいので注意が必要かもしれないです。
禁煙「成功」体験
ここからは実際にわたしがどうやって禁煙していったかを紹介します。
煙草に対する意識改革『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』
「煙草」そして「禁煙」に対する意識改革が禁煙に有効です。
読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)
- 作者: アレン・カー,阪本章子
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 新書
- 購入: 110人 クリック: 1,413回
- この商品を含むブログ (301件) を見る
この『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』を読みました。
この本は、「禁煙は難しい!絶対ムリ!」や「私には煙草が必要だ!」という思いをことごとく打ち砕いてくれます。
「ああそうか!」という気づきがたくさんありました。
この本の何がいいかというと、著者自身が33年間もの間、1日に60本から100本も吸う立派なヘビースモーカーだったという経験があるため、喫煙者が陥りやすい“罠”を熟知しているということです。
そのため、「煙草を我慢してやめる」といういわゆる「精神力禁煙法」をしなくていい(むしろしちゃだめ)ということ。
「精神力禁煙法」の何がいけないのかに言及した上で、全く新しい発想の禁煙法を提案しています。
以下は本文の引用ですが、これまで何度も禁煙に失敗してきたわたしには心当たりがありすぎて苦笑いでした…。
誰でも、ひどい中毒になる前に、たいてい一、二回は禁煙してみるものです。禁煙してみて初めてその難しさに気づきます。(中略)いざ禁煙を始めると、今度は小悪魔が餌を要求してきます。ここで一本吸いたくなりますが、我慢しなければなりません。こうして「ストレス・小悪魔の誘い・我慢」という三重の苦しみを味わうのです。そしてしばらく拷問のような苦しみを味わったあと、「減煙にしておこう」とか「時期が悪かった」とか「ストレスがとれてからにしよう」といった妥協に走るのです。
このような悪循環にはまっていたわたしも、この本を読んだ後に禁煙に成功しています。
わたしの周りにもこの本を読んで禁煙に成功した人が何人かいるのですが、逆に失敗した人もいるようです。
その失敗した人の共通点は、「最初からこの本を信用しようとしてない」ということでした。
「絶対うそだろ」という感覚で読むと内容が全く入ってこないんですね。
なのでこれを読むときは「騙されたつもりですべての言葉を信じてみる」ことが大事なのかなと思います。
ちなみに本を読み終わるまでは煙草を吸ってOK!と書いてあるので気軽に読み始められます。
どんどん読み進めていき、最後の方の章「さあ、最後の一本を吸おう」で最後の一本を吸い終わった瞬間から、晴れてノンスモーカーになれる!というわけです。
禁煙に成功して思うこと
わたしが煙草を吸わなくなってから3年程度が経ちました。
当時は1日に多いときで60本以上吸うヘビースモーカーであり、「煙草がなければ生きていけない!」と豪語していたわたしですが、禁煙してみた感想としては、「あれ?意外と簡単だったな。」です。
成功体験の章で紹介した本にも書いてあるのですが、禁煙は難しくないです。
そして禁煙したあとの生活は本当にいいものです。
喫煙所を探してうろうろ、見つからずにイライラなんてする必要もないし、全面禁煙の飲食店にもストレスなく入れる。 服や体にまとわりつく煙の臭いや、ヤニ臭い口の中ともおさらばです。
咳も全くでなくなったし体調も良くなりました。本当にいいことずくめ。
「禁煙したいけど今まで何度も失敗しているし無理だ」と思っている方は、ぜひ騙されたつもりでこの記事を参考に実践してみてください!
読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)
- 作者: アレン・カー,阪本章子
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 新書
- 購入: 110人 クリック: 1,413回
- この商品を含むブログ (301件) を見る