こんにちは。はなこだよ。
娘が生まれてからというもの、私は娘の周りに現れるとっても怖い妖怪たちに怯える生活を続けている。
それらは私たち人間の姿そっくりに化けこの世界に紛れ込み、ふとした瞬間現れては私を恐怖のどん底へと陥れるのだ。
どうか心臓の弱い方はこのエントリを読まないで欲しい。
絶対にね。
娘の周りに現れるとっても怖い妖怪たちの話
妖怪その1/生類憐れみの婆
この妖怪は近所のばあさんに化けて現れることが多い。
娘のことを見ては「あら可哀想。あら可哀想。」と頼んでもいないのにとにかく哀れんでくるとても怖い妖怪だ。
特にとびきり暑い日や寒い日は要注意だ。
「こんな暑い日(寒い日)に連れ出して可哀想。」は奴らの十八番だからである。
だが決してこの妖怪に逆らおうとしてはいけない。
逆らったものはたちまち異世界へと連れて行かれてしまうだろう。(たぶんね。)
妖怪の弱点が見つからない現時点では、「ははは…(苦笑)」が最善の対処法と言える。
妖怪その2/ほどこしの精
この妖怪はやっかいなことに私の知り合いに化けて現れる。
親戚(または友人)だからと安心して家に招き入れたら最後、ありえない数のおもちゃやお菓子をその場に広げ、小さな我が家をたちまち占拠してしまうとても怖い妖怪だ。
「もう家に置ききれないので持ってこないでくれ…」と泣きながら懇願する私などデコピンの要領でぴんっとはじき飛ばされ、となりで怯える娘を抱っこしては「可愛い可愛い」と言って食べようとする。
厄介なのは娘が物に釣られて妖怪に懐いてしまうことである。
「騙されるな…そいつは妖怪だ…!」息絶え絶えになった私の言葉など娘の耳に届くはずもなく、アンパンマン人形を手にして「ヤッター!」と小躍りしている。
これでは妖怪の思う壺だ。ますます拍車がかかってしまう。
これに対する打開策は未だ見いだせず、築30年の我が家はおもちゃの重みでもはや少し傾いてしまっている。
妖怪その3/鼻の女房
この妖怪については実は私は実際に目にしたことがないのだ。
しかし夫は「確かにいる」と言う。
しかも姿形が私にそっくりなのだと言う。
この妖怪は逃げようとする娘を無理やり捕まえ、娘の頭の匂いをくんくんしてはニヤニヤしているとっても怖い妖怪なのだそうだ。
私の可愛い娘になんてことをするのだ。絶対に許せない。
絶対に尻尾をつかんでやるぞと息巻いている私だが、未だにその妖怪に出会ったことはない。
夫の幻想だろうか?
それにしても娘の頭の匂いはとっても落ち着くなあ。(くんくんくんくん)
背筋が凍るような怖い妖怪たち、いかがだっただろうか。
しかしこの話は決して他人事ではない。
次に狙われるのは、あなたかもしれないのだから。
ツイッターもやってるよ。
私「チキン南蛮できた食おうー」
炊飯器「そういえばもうごはんないよ」
私「先に言え」
— はなこ(ただの酔っぱらい) (@hanako55211) May 3, 2014